習慣形成は早い時期に ≪家庭・幼稚園・保育所≫

行われることがたいせつであるとされている。

このため、幼児期が習慣形成の適時期とされ、家庭・幼稚園・保育所での教育の課題となる。

なかでも「基本的生活習慣」とよばれる食事、睡眠、排泄(はいせつ)、着脱衣、清潔についての習慣と、「社会的習慣」とよばれる挨拶(あいさつ)、後かたづけ、物をたいせつにする、生活のルールを守るなどの習慣の形成が目ざされる。

また、安全を守る習慣も重視されてきている。習慣形成には、やりたくないことを強要してはいけないが、同じように繰り返し行うようにすることが必要である。

できるだけ例外を少なくする。

また、子供の周囲にいるもの、とくに親が、形成したい習慣について、つねによいモデルになっていることが重要である。

子供は、模倣しながら学習する特性をもっており、習慣形成においても親の日常的生活態度が強い影響を及ぼす。

年齢が高くなるにしたがい、それぞれの習慣的行動のもつ意味を理解するようにすることが望まれる。

よく噛(か)んで食べるという食事の習慣は消化をよくするためのものであるなどである。

また、子供が自分から進んで一定の習慣的行動をとるよう、やろうとする気持ちをおこさせることが必要である。

このためには、よくできた場合、賞賛してやるなどのくふうをする。

習慣形成によって、自分の身の回りのことが自分でできるようになり、自立心が育つとともに、社会的な適応もでき、社会化された個人の確立に役だつ。

しかし、親の養育態度が過保護ないし過干渉、放任などのため、適切な習慣形成が阻害される危険が大きい。
update:2009年12月15日